火災保険の相場はいくら?火災保険の価格相場を簡単チェック

住宅を購入し、いよいよ火災保険の検討を開始された方。そもそも火災保険てなにを補償してくれる保険かご存知でしょうか。

火災保険に加入されている多くの方でも、補償の内容を把握されている方は、本当に少なく、また、災害に合っていても保険給付金の請求をされる方も少ないのが現状です。

火災保険は、日常の生活から、災害時までの暮らしを守ってくれるとても重要で、大切な保険です。ただ加入し、万が一のために眠らせている必要はありません。

せっかく保険に加入しているのですから、火災保険をしっかり把握して、補償を受けられる際はしっかりと申請し、有効に保険を利用してみませんか。

今回は、火災保険とはなんぞやというところから、火災保険の補償内容、火災保険の相場まで一挙お伝えしていきたいと思います。

火災保険とはそもそもなに!?

火災保険とはそもそもなに!?

自宅を購入する際、また店舗や事務所を構える際、多くの方が火災保険に加入されます。

特に、住宅ローンを組まれる方は、銀行等に火災保険の加入を勧められ、もしものときに備えてと、どちらかの火災保険に加入された方が多いと思います。

しかし、もしもの災害が起きた時に使うものだと思い、「火災保険の詳しい内容も分からず利用することなく、何年も経過してしまっている」のではないでしょうか。

火災保険は、火災や、地震などの大災害が起きた時だけでなく、大雨が降り、「雨漏り」がしてしまっている時、また台風などで「瓦が飛んでしまった」など、日常の事故で利用することができます。

経年劣化によるものだと思い込み、傷んだ屋根を多額の費用がかかるからと、修理をせず放置されている方なども多いはずです。

こちらを読んで頂けると火災保険を上手に利用できるようになります。是非この際に火災保険をマスターしてみて下さい。

火災保険はなにを補償してくれるの?

火災保険はなにを補償してくれるの?

火災保険が補償してくれるものを、「保険の対象」といいます。火災保険の保険の対象は、「建物」「動産」の2つです。

戸建て、マンション、店舗などの「建物」と、建物の中にある家財、家具、電化製品などを「動産」といい、この建物と動産の2つが保険の対象となります。

火災保険に加入する際に、建物だけに補償をつけたり、動産には加入しないなどを選択することができます。

また、どれだけの保険金給付金がもらえるようにするかも選択することが出来て、負担できる保険料を検討し、加入します。

teacher
「ご自分に必要な補償を検討し、そして保険料の支払いに無理の無いプランになっていることが重要です。もし、住宅等を購入する際、保険会社や銀行に言われるがままに加入してしまった方や、これから加入を検討される方はこれから一緒に検討してみましょう。」

火災だけでなく、どんな災害からも守ってくれる保険

火災だけでなく、どんな災害からも守ってくれる保険

火災保険は、どんな災害も補償してくれる保険ですが、契約内容によっては保険適応外の場合もあります。

また、保険会社によって補償の詳細が異なる場合があります。必要な補償が検討出来たら、しっかりと保険会社別で細かい補償内容を知る必要があります。

火災保険は大きく分けて2種類あります。

住宅火災保険

住宅火災保険は、火災、落雷、破裂・爆発、風災、雪災、雹災のみの補償です。

住宅総合保険

一般的に加入されるのが、住宅総合保険です。より色々な災害を対象とし、万が一の時の補償が手厚くなります。

それでは住宅総合保険の対象内容をみてみましょう。

落雷

落雷による災害を補償してくれます。落雷に伴い、火災を起こすこともあるので、火災保険にはだいたいついているものです。

落雷による、パソコンやあらゆる電化製品などの故障や損傷を対象としています。

爆発・破裂

ガス漏れ、ガスボンベ、プロパンガスなどあらゆる爆発事故や破裂による被害を補償してくれます。こちらも落雷同様火災を起こすことが多いので、火災保険についているのが多いです。

風災・雪災・雹災

台風、大雪、雹などによる屋根や雨どいの損害を補償してくれます。台風で瓦が飛んでしまうことや、雹で壁が損傷した場合も補償してもらえます。

水災

大雨などによる洪水によって、自宅が浸水してしまった場合に補償を受けることができます。

水漏れ

マンションなどでは、上の部屋から水漏れが起こり、自宅の家電が濡れて壊れてしまうことがあります。そのような時に補償を受けることができます。

盗難

自宅の窓やガラスを割られ、家財などの盗難があった場合に、窓、ガラス、鍵などの損害を受けたものを補償してもらえます。また盗難にあったものも補償してもらえます。

しかし、美術品、貴金属などの「高額なものは別途契約が必要」ですので、その契約をしていないと高額なものは保証を受けることができませんのでご注意下さい。

騒擾(そうじょう)

外部で、大きなデモや労働争議が起き、自宅のフェンス、壁、窓などに損傷を受けた場合に補償をうけれます。

落下・飛来・衝突

ボールや石が飛んできて、窓ガラスが割れた場合、また自動車が壁や自宅のフェンスを損壊してしまったときにも補償を受けれます。

破損・汚損

引越しの時などに家財を汚したり、傷付けてしまったときに補償を受けることができます。

地震保険

こちらは、火災保険が補償するものではありませんが、火災保険に加入しないと、単独では地震保険に加入することができません

地震大国の日本では加入するほうが賢明かと思われますが、補償の対象はかなり限定され、また補償額も火災保険よりだいぶ少なくなります。

teacher
それでも加入しておかないと、地震による火災、水害などが火災保険のみでは補償してもらえませんので、持ち家を持たれた方には必ず加入をオスススメします。

火災保険の対象外

火災保険は、あらゆる災害に対応いたしますが、対象外のものもあります。

経年劣化による破損や、新築時からの破損、また修理したことのある箇所の雨漏りなどは、対象外です。増築工事後の破損や損害も対象外です。

火災じゃなくても、補償してもらえる

火災保険は、火災だけじゃないことがよく理解頂けたかと思います。日常の事故や、日常の雨や風の影響での損害も対象となります。

経年劣化によるものと思い込み、補償の手続きをしていないと火災保険を入っている意味がありません。また、日常の事故による家電や家具の損傷、汚れなどもしっかり補償してもらえます。

火災保険は、名前が「火災」とつくだけに、火災や大きな災害の時のみの補償と勘違いしてしまいますが、「日常のささいな事故や災害から守ってくれる保険」です。

しっかりと自分に必要な、そして最適な保険料を検討する必要があります。

自分で簡単に申請できる

水漏れによって、家電が故障してしまったら、保険会社に問い合わせ、補償を受けられるか確認しましょう。その術さえ知れば、、何万円、何十万円という負担がなくなるかもしれません。

古いパソコンを新しい最新のものに、買い替えることもできるかもしれません。家電や家具などの申請は「とても簡単」です。

保険会社のホームページを見て、申請の手順を確認して申請するか、電話で問い合わせてみましょう。

火災保険の保険料はなにで決まるの?

火災保険の保険料はなにで決まるの?

火災保険は、

  • 建物の所在地
  • 建物の種類と構造
  • 保険期間
  • 補償内容

以上の条件で、保険料が異なってきます。以下詳しくみていきましょう。

火災保険は全国で同じ保険料?

POINT

  • 火災保険は建物のある地域で保険料が異なる
  • 都道府県ごとで区分されている保険料率がある
  • 建物の所在場所で事故や災害のリスクが異なる

火災保険は、「どの保険会社でも全国一律料金ではありません」。建物のある地域で異なっています。

以前は、都道府県別ではなく、区の単位などで細かく区切られていましたが、2010年1月の火災保険の改定により、都道府県別での単位となりました。

それでは、なぜ、地域で保険料が異なってしまうのでしょうか。それは、地域で災害や事故が起こるリスクが異なるからです。

地域によって災害や事故が起こりやすい場所とそうでない場所を考えてみると、確かに、山間部などは土砂崩れが多いエリアがあったり、また都心部で住宅が密集しているエリアでは、火災の延焼による被害拡大が予想されます。

消防施設の対応力なども考慮されます。

例えば、近くの消防署に消防車が何台あって、緊急時にどれほど早く現場へ駆けつけることができるのかということです。

道路がいつも混雑している場所だと、消防施設が充実していても、現場への到着が遅れるようなら、被害が大きくなりやすいと判断されます。

こういったあらゆる条件を考慮し、都道府県別で保険料率を変えているのです。

火災保険は建物がマンションなどの共同住宅か、一戸建てか、また構造が木造かコンクリートかで保険料が異なる?

主に、一戸建てかマンションか、また木造かコンクリート造りかによって大別することができます。一般的に、「木造の一戸建て」が、一番火災でも燃えやすく「保険料率が高い」といわれます。

反対に、「コンクリート造りのマンション」だと、火災による延焼はしにくいと考えられ、「一番保険料率は安く」済みます。

2010年1月から、構造の級別が3段階となりました。建物の丈夫さは「柱」と「耐火構造」で判断し、強度が高い順に「M構造」、「T構造」、「H構造」と区別されています。

保険料が一番安い順番は、

  1. M構造
  2. T構造
  3. H構造

となります。また、耐火建築物とは、主要構造部である、柱、壁、屋根、階段を耐火構造(鉄筋コンクリート造りや鉄骨コンクリート造り)にし、延焼へとつながる可能性のある開口部(出入口、窓)を防火設備(防火扉などの、炎を遮る設備)にしたものと建築基準法で決められています。

準耐火建築物とは、主要構造部が準耐火構造、またはそれと同等の準耐火性能を有するものとなっています。

木造であっても、石膏ボードなどで表面を覆っていたり、外壁が防火楮造の外壁材を用いることで準耐火構造となる場合もあります。

「M構造」は、耐火建築物の共同住宅を指し、一般的にはマンションと言われます。

「T構造」は、マンション以外の戸建てで、コンクリート造りやレンガ造りなどの耐火建築物・準耐火建築物・省令準耐火建物をいいます。

「M構造」と「H構造」だと、東京都で比較すると、1000万円当たりの火災保険料は3.5倍の差があります。

木造でも、準耐火建造物や、省令準耐火建物であると非耐火建造物の木造住宅では保険料の差は大きく開きます。

火災保険は、住まいとして住み続ける限り加入することになりますから、保険料の差は大きなものとなるかもしれません。なるべく負担の無い範囲で、よりよい補償を追求しなければなりません。
M構造
(マンション造り)
共同住宅の中で、柱がコンクリート造り、レンガ造り、石造り、もしくは耐火建築物
T構造
(耐火構造)
共同住宅で耐火建築物でないもの
一戸建てで、柱がコンクリート造り、レンガ造り、もしくは鉄骨造りのもの
一戸建てで、耐火建築物、準耐火建築物、省令耐火建築物にがいとうするもの
H構造
(非耐火構造)
M構造、T構造に該当しないもの

実際に、火災保険の正式な見積り等を行う場合は、ご自分で、構造が何かを調べるのは難しいかもしれません。

簡単なのは、建築会社や不動産会社に確認をとってみると確実です。もしくは、手元にある方は建築確認申請書をご覧になってみて下さい。

火災保険は建物がマンションなどの共同住宅か、一戸建てか、また構造が木造かコンクリートかで保険料が異なる?

出典:LIFULL保険比較 建築確認申請書 第4面

保険の期間で保険料が変わる?

POINT

  • 保険料は、長期契約であるほど、割引きを受けることができる。
  • 2015年10月 法律の改定により、最長36年の長期契約はできなくなった
  • 保険期間は1年から10年と最長10年までしか組めない
  • 長期契約程割引は受けれるが、補償が合わなくなるケースも

火災保険契の契約では、現在1年から最長10年までの保険期間を選ぶことができます。

数年前まで、火災保険は住宅ローンを組む段階で、住宅ローンがだいたい35年契約であることから、万が一災害が起こり、ローンの返済が滞ることになっても、火災保険からローンを返済することができるよう、火災保険も35年から最長36年で長期で加入するのが一般的でした。

しかし、近年では自然災害が増加し、短期的に災害の内容や発生する確率を予測するのが難しくなってきました。

そのため、保険会社のリスクを軽減するため、2015年10月から、「10年超えの長期契約が廃」となりました。

35年などの長期で組めた時代ほど、保険料は安くありません

現在は、最長10年で保険契約を締結した場合、10年後に保険内容を見直し、プランを変更したり、またそのまま更新することもできます。

保険料は、保険期間が長くなれば長いほど、割引が受けられ、保険料が安く済みます。

最長10年、そして、10年ごとの自動更新という設定をしておくと、現況の保険料の中ではより割引を受けることができ、保険料を安く済ませることができます。

保険料を一番お得に済ませるなら、10年の自動更新方式での契約が1番です。

しかし、その際は、契約内容をそのまま引き継ぐことになりますから、契約内容の変更はできませんので最新の保険内容を付属させたりすることができません。

定期的に見直し、必要な補償やプランがなにかを吟味し、加入するというのが、今の災害の多い日本では適しているのかもしれません。

火災保険の相場は?

火災保険の相場は?

火災保険は、建物の構造等だけでなく、建物の所在地や、契約年数などでも保険料は変わってきます。ご自分の自宅がどのような条件にあてはまるか、考えて相場を比較してみましょう。

まず、火災保険料を知るには以下の条件が必要です。

前提条件
  • 建物の所在地
  • 契約年数
  • 面積
  • 保険開始日
  • 築年月
  • 構造

これがわかればおおよその保険の価格を知ることができます。それでは比較を始めましょう。

マンション(コンクリート造り)の場合

前提条件
  • 所在地 東京都
  • 建物補償額 1000万円
  • 契約年数 10年間
  • 延べ床面積 70㎡
  • 建築年数 新築
  • 保険料支払い方法 長期一括払い

以下より、

  • 火災とは、火災・落雷・破裂・爆発
  • 風災とは、風災・雪災・雹災
  • 水災とは、水災・水濡れ・盗難・騒擾・落下・飛来・破損・汚損

を補償するものとします。

ケース1.コンクリート造り(M構造)、火災風災補償

こちらはマンションであり、構造がとても災害等に強いものなので保険料は一番安くなります。

保険料(安い順)その他の補償免責
日新火災11,800円風災、雹災、雪災のときは、20万円以上の場合に補償
AIG12,550円
朝日火災13,600円
セコム損保15,680円盗難補償付き
東京海上日動17,770円
共栄火災19,050円
あいおいニッセイ同和損保19,510円
損保ジャパン日本興亜21,370円全ての補償に対し、自己負担額3万円
三井住友海上22,590円全ての補償に対し、自己負担額1万円
セゾン自動車火災24,700円

ケース2.コンクリート造り(M構造)、火災風災、水災補償(上記に水災が追加)

上記内容に、水災補償を追加したものです。

保険料(安い順)その他の補償免責
日新火災24,400円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き風災、雹災、雪災のときは、20万円以上の場合に補償
AIG27,550円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き
セコム損保29,590円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き
朝日火災29,700円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き
東京海上日動30,690円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き
三井住友海上32,630円水濡れ、盗難のみ補償付き全ての補償に対し、自己負担額1万円
あいおいニッセイ同和損保33,170円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き
損保ジャパン日本興亜35,390円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き全ての補償に対し、自己負担額3万円
共栄火災36,800円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き
セゾン自動車火災42,600円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き

一般的には、マンションでコンクリート造りだと、水災により保証される大雨による洪水などの、床上浸水などの被害にあうことは少ないので、水災補償を付ける必要はないと言われたりもします。

水災補償を付けるだけで、ほとんどの会社が保険料1万円以上上がってます。水災補償を付けるかどうかは、重要なポイントのように思います。

しかし、万が一のための保険ですので慎重に考える必要があります。

ケース3.コンクリート造り(M構造)、火災風災水災、破損汚損補償

こちらは、さらに破損・汚損の補償まで付け、フルの補償が受けられるパターンです。

保険料(安い順)その他の補償免責
日新火災29,500円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き・風災、雹災、雪災のときは、20万円以上の場合に補償
・水災は条件付き定率払い
・破損、汚損は自己負担額1万円
AIG32,120円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き破損、汚損は自己負担額1万円
セコム損保33,020円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き破損、汚損は自己負担額3万円
東京海上日動34,000円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き破損、汚損は自己負担額5千円
朝日火災34,200円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き破損、汚損は自己負担額1万円
損保ジャパン日本興亜37,090円水濡れ、盗難のみ補償付き全ての補償に対し、自己負担額1万円
あいおいニッセイ同和損保37,760円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き
三井住友海上39,310円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き全ての補償に対し、自己負担額3万円
共栄火災39,710円水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難の補償付き破損、汚損は自己負担額1万円
セゾン自動車火災取り扱いなし

一方、あいおいニッセイ同和損保は、フル補償で自己負担額なしでの保険料になっておりますので安心のプランのようにも思います。

日新火災が、保険料は最安値となっておりますが、自己負担額や、条件があります。

一戸建て、マンション(コンクリート造り等以外)

前提条件
  • 所在地東京都
  • 建物補償額 1500万円
  • 契約年数 10年間
  • 延べ床面積 100㎡
  • 建築年数 新築
  • 保険料支払い方法 長期一括払い

ケース1-a.コンクリート造り(T構造)、火災風災補償(火災、落雷、破裂・爆発、風災、雪災、雹災)

先ほどのマンション、M構造のケースに比べますと、全体的にとても保険料は高くなっております。

保険料(安い順)その他の補償免責
日新火災33,150円風災、雹災、雪災のときは、20万円以上の場合に補償
AIG44,980円
朝日火災48,900円
東京海上日動49,640円
あいおいニッセイ同和損保51,380円
セコム損保51,880円盗難補償付き
共栄火災57,170円
損保ジャパン日本興亜62,420円全ての補償に対し、自己負担額3万円
セゾン自動車火災64,500円
三井住友海上66,450円全ての補償に対し、自己負担額1万円

ケース1-b.H構造、火災風災補償(火災、落雷、破裂・爆発、風災、雪災、雹災)

保険料(安い順)その他の補償免責
日新火災77,550円風災、雹災、雪災のときは、20万円以上の場合に補償
AIG85,860円
朝日火災93,900円
セコム損保104,320円盗難補償付き
あいおいニッセイ同和損保112,970円
三井住友海上113,870円全ての補償に対し、自己負担額1万円
共栄火災124,890円
損保ジャパン日本興亜124,730円全ての補償に対し、自己負担額3万円
東京海上日動130,050円
セゾン自動車火災139,650円

ケース2-a.コンクリート造り(T構造)、火災風災、水災補償(1の補償に水災が追加)

構造が、木造で一戸建ての場合はこちらのプランからの手厚い補償が重要になってくるかもしれません。

保険料(安い順)その他の補償免責
日新火災57,600円風災、雹災、雪災のときは、20万円以上の場合に補償
東京海上日動77,780円
あいおいニッセイ同和損保78,860円
セコム損保83,430円盗難補償付き
損保ジャパン日本興亜87,590円
AIG88,500円
朝日火災89,700円
共栄火災95,450円全ての補償に対し、自己負担額3万円
三井住友海上97,150円
セゾン自動車火災105,450円全ての補償に対し、自己負担額1万円

ケース2-b.H構造、火災風災、水災補償(1の補償に水災が追加)

保険料(安い順)その他の補償免責
日新火災129,450円風災、雹災、雪災のときは、20万円以上の場合に補償
朝日火災168,600円
AIG168,660円
セコム損保169,500円
あいおいニッセイ同和損保172,410円
三井住友海上177,100円全ての補償に対し、自己負担額1万円
損保ジャパン日本興亜183,530円全ての補償に対し、自己負担額3万円
東京海上日動198,990円
共栄火災207,800円
セゾン自動車火災228,900円

破損、汚損はどちらの会社も補償外です。三井住友海上のみ、物体飛来、騒擾は補償外です。

三井住友海上以外の保険会社では、水災の補償までつけると、水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難まで補償の対象となります。

しかし、自己負担等がある会社もありますのでご注意下さい。

ケース3-a.H構造、火災風災水災、さらに破損汚損補償

保険料(安い順)その他の補償免責
日新火災64,200円風災、雹災、雪災のときは、20万円以上の場合に補償、水災は条件付き定率払い、破損・汚損は1万円の自己負担が必要
東京海上日動82,880円破損・汚損の場合は自己負担額5千円
あいおいニッセイ同和損保85,300円
セコム損保88,670円破損・汚損の場合は自己負担額3万円
損保ジャパン日本興亜90,140円全ての補償に対し、自己負担額3万円
AIG95,360円破損・汚損の場合は自己負担額1万円
朝日火災97,950円破損・汚損の場合は自己負担額1万円
共栄火災99,810円破損・汚損の場合は自己負担額1万円
三井住友海上108,930円全ての補償に対し、自己負担額3万円
セゾン自動車火災取り扱い無し

ケース3-b.H構造、火災風災水災、さらに破損汚損補償

保険料(安い順)その他の補償免責
日新火災136,200円風災、雹災、雪災のときは、20万円以上の場合に補償、水災は条件付き定率払い、破損・汚損は1万円の自己負担が必要
セコム損保174,740円破損・汚損は自己負担額3万円
AIG175,530円破損・汚損の場合は自己負担額1万円
朝日火災175,800円盗難補償付き破損・汚損の場合は自己負担額1万円
あいおいニッセイ同和損保178,850円
損保ジャパン日本興亜186,080円全ての補償に対し、自己負担額3万円
三井住友海上187,120円全ての補償に対し、自己負担額1万円
東京海上日動204,940円破損・汚損の場合は自己負担額5千円
共栄火災212,160円破損・汚損の場合は自己負担額1万円
セゾン自動車火災取り扱い無し

あいおいニッセイ同和損保以外は、自己負担額が設定されていますので、ご注意下さい。

全ての保険会社が、火災等、風災等、水災、破損・汚損、水濡れ、物体飛来、騒擾、盗難
を補償しています。

都道府県の違いによる火災保険相場の比較

都道府県の違いによる火災保険相場の比較

火災保険は、都道府県によって保険料率が異なると上記でもお伝えしましたが、具体的に都道府県別どれだけ保険料が異なってくるのか、確認してみましょう。

前提条件
  • 建物 新築一戸建て
  • 保険期間10年
  • 構造 T構造
  • 支払い方法 保険料長期一括払い
  • 建物の保険金額1000万円
  • 補償内容 火災、風災のみ(自己負担額10万円)

火災保険料の高い都道府県順

都道府県火災保険料(10年間)地震保険料(5年間)
福岡県58,000円13,600円
愛知県44,300円34,250円
香川県40,100円19,000円
新潟県39,400円16,200円
北海道39,400円16,200円
大阪府38,300円26,450円
東京都38,300円45,050円
宮城県35,000円19,000円

※保険始期日 2017年10月試算
※セゾン自動車保険の例

地震保険は保険金額500万円、保険期間5年、保険料は長期一括払いで試算してます。

上記補償内容でも記しましたが、地震保険は、単独で加入できる保険ではありません。火災保険に付帯させて加入することができ、火災保険より、「保険金額も保険期間厳しい設定」になります。

地域別の保険料の比較はいかがでしょうか。火災保険料は圧倒的に、東京都や大阪府より福岡県が高くなっております。

また、東京都は、火災保険料は比較的安い設定になりますが、地震保険料はダントツの高さです。

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「地震保険も加入を検討されるのでしたら、合わせて保険料の支払いを考慮しておかないといけませんね。」

まとめ

火災保険がなんたるか、ご自宅にはどんな補償が必要か、またおおよその火災保険の保険料も予測できたのではないでしょうか。

火災保険は、何度も記していますが、とても重要な保険です。大きな火災や災害だけでなく、日常のささいな事故や災難から経済的にではありますが守ってもらえます。

持ち家を持たれた方は、ローンの支払いがあります。

万が一大災害が起きた場合、自宅には住めなくなり、一時的な住まいの費用や立て直しの肥料、さらには忘れてはいけないローンの支払いと貯蓄だけで賄うには限界がある金額になってきます。

だからといって、手厚い補償を求めると、保険料が高額になり、家計を苦しくしては元も子もありません。しっかりと、必要な補償を検討し、無理の無いプランを選択することが大切です。

teacher
「保険会社別で、見積を一括請求してみましょう。簡単に10社ほどの保険会社から、いくつかのプランを試算し示してくれます。そちらを参考に、ご自分の必要な補償を精査し、また経済的にもむりのないものを選択してみてはいかがでしょうか。」

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